一方で、アスレティックスの専門メディア『Uprooted』は2試合連続で好投が光った日本人右腕について、「フジナミは直近10試合の登板で防御率2.43、11奪三振だ!」と安定してきたピッチングに注目。
ダントツの最下位に沈むブルペン陣のなかでも「突出した数字だ」と強調する。

同球団の専門サイト『Athletics Nation』も同様にタイブレークの場面を振り返っており、「フジナミは延長10回に2つの三振を奪い、右腕の豪速球で二塁ランナーを見事に足止めした。
今日のチームには、フジのパフォーマンスがどうしても必要だった」とピンチで得点を許さなかった藤浪を称えた。

 この日で防御率を9.57とした藤浪。チームは23勝62敗と低空飛行が続くが、日本人投手は与えられた場面で、必死にその腕を振るっている。

構成●THE DIGEST編集部