右翼席2階通用口に飛び込んだエンゼルス・大谷の31号を巡って、少年と球団職員が話し込んでいた。球団職員によれば、大谷がボールの回収を希望しているのだという。

 争奪戦を勝ち抜いた「大谷ファン」のブレーク・イリー君(13)はやや戸惑いの表情を見せていたが、少年がキャッチしたことを知った大谷が前言撤回。無事にイリー君の手元に渡った。近郊のトーランス市内の少年野球チームで中堅手、捕手、投手を兼務する“3刀流”は「グレート!部屋に飾る。翔平は75本塁打を打って、サイ・ヤング賞も獲得してほしい」と破顔一笑だった。

大谷、31号球回収できず