どうすれば良いだろうか。と俺は悩んだ。

出ようとするとデブは入口でブロックする。

しかし、お金は払いたくない。コースの変更も不可らしくデブに1万円を払うのは明らかに無駄金だ。

悩んでいるとデブはどうやら店に電話しつつ部屋の鍵をガチャりと閉めた。

しめたと俺は思った。

「あのー出たいと言ってるのに出してくれないってこれ監禁ですよね?警察呼びますよ」

昔どこかで見た内容だったが、部屋から出たいのに相手が出さずに部屋の鍵を締めれば監禁罪が適用されると。

「別にいいですよ。警察呼ぼうが何しようが」

デブはそう言いつつも店に電話をしたので俺は遠慮なく通報をすることにした。

警察に通報してホテルの場所を教えて警察が来るのを待つことにした。

だが、昔警察に捕まったことがあり、現場状況をいちいち細かく説明しないといけないことを思い出した。

そのため、デブがガーディアンのように入口に居座っていたことの証明をするため入口の写真(デブ込み)を撮った。

するとデブが素っ頓狂な声で「ちょっと私写真取られてるんですけど著作権侵害なんですけど」と店に電話をし始めた。