女子W杯は今大会から出場国が8ヵ国増えて、32ヵ国になり、それに伴い、大会賞金の総額が前回大会の4倍近い1億1000万ドル(約154億円)に大幅に増えた。各出場国からのTV放映権料で賄おうと考えた国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長(53)は5月に行われた世界貿易機関主催のディスカッションで「女子W杯の安売りはしない」と強気の発言をした上で、こんなコメントを続けた。

「(世界各国のTV局は)男子W杯では1億ドルから2億ドル(約137億円〜274億円)は払うと言ってくるのに、女子W杯では100〜1000万ドル(約1億円から14億円)しか、提示をしてこない。これこそ、おかしいと思いませんか?女子W杯のレジェンドや世界中の全ての女性に対する平手打ちだ!」

FIFAが昨年12月の男子カタール大会で日本のTV局側に提示した放映権料は約350億円。今回の女子W杯ではこの3分の1となる116億円がFIFA側の提示額とみられる。