きょう、誰と食べる?~孤食を考える~
孤食でも、食事量・おいしさアップした 研究から浮かんだ二つの方法
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三宅梨紗子2023年7月7日 11時00分

 ひとりで食事をするよりも、誰かの存在を感じながら食事をしたほうが、よりおいしく感じ、食事量も増える――名古屋大大学院情報学研究科の川合伸幸教授(認知科学)らのグループは、そんな実験結果を発表している。

 実験は、65歳以上の高齢者と大学生計32人を対象に実施。塩味とキャラメル味の2種類のポップコーンを、自らが映る鏡の前と壁だけが映るモニターの前で食べてもらうことで比較した。

 おいしさを6点満点で評価してもらったところ、年齢に関係なく、鏡の前で食べたほうが「おいしさ」の評価が高くなり、食事量も約1~4割増えた。

https://www.asahi.com/articles/ASR6Z4RL3QCJOIPE00L.html