9歳の娘を入院させ共済金詐取か 母を逮捕 5年前から40回入退院
2023/7/18 11:19(最終更新 7/18 11:20)

 娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させ、共済金6万円を協同組合からだまし取ったとして、大阪府警は18日、大阪府大東市の縄田佳純容疑者(34)を詐欺の疑いで逮捕した。捜査関係者によると、娘は約5年前から同様の症状で約40回入退院を繰り返して容疑者は約570万円を受け取っていたといい、府警は金銭目的とみて詳しい経緯を調べている。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は1月下旬、食事を与えずにケトン性低血糖症にさせた当時8歳の娘を大阪府内の病院に6日間入院させ、共済金を詐取したとしている。

 縄田容疑者は娘に食事を与えなかったり、下剤を飲ませたりしたとして強要などの疑いで逮捕され、傷害罪で起訴されている。下剤は入院中に飲ませ、退院を遅らせる目的だったとみられる。

 厚生労働省によると、ケトン性低血糖症は長時間の絶食によって引き起こされ、けいれんや嘔吐(おうと)などの症状が出るという。

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