夏はバッテリーに厳しい季節!!「アイドリングストップ」はもうずっとオフのほうがお得ではないか

今年も猛暑の夏がやってくる。夏は、クルマのバッテリーにとって厳しい季節。カーエアコンの常時使用が、バッテリーを消耗させるからだ。

エアコンで消耗しているバッテリーにさらに負担をかけてしまうのが、アイドリングストップ。アイドリングストップ搭載車は、夏の暑さの中では、エアコンとアイドリングストップという2重の負担を、バッテリーに強いることになる。

アイドリングストップ搭載車のバッテリーは、アイドリングストップ非搭載車のバッテリーよりも高く、交換サイクルも早い。CO2排出量も気にしなければならないのだが、安くないバッテリーに負担をかけて交換頻度がさらに早まるくらいなら、
燃費を多少犠牲にしても、夏はアイドリングストップはオフにしておいてもよいのではないだろうか。

ご存じの人も多いと思うが、アイドリングストップを率先して採用してきたトヨタは、近年、一部のガソリン車において、アイドリングストップ機構の搭載をやめている(搭載しているクルマもある)。
ヤリスの1.5Lガソリン車、カローラ1.8Lガソリン車、RAV4、ハリアーの2.0Lガソリン車、などだ。

アイドリングストップ機構の搭載をやめた理由について、以前、トヨタ広報担当に取材したところ、「(燃費やCO2といった環境性能で)充分に競合性があることと、アイドリングストップ搭載車であっても、ユーザーが機能を停止させているケースが多い。」とし、
「(ガソリン車へのアイドリングストップ機構搭載は)今後も採用しない方向で進めている」ともしていた。

https://bestcarweb.jp/feature/column/660118