「ホントにこのチームはいい人が多い」ケガで戦列離脱、球宴辞退…森友哉が改めて思うオリックスの優しさ
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◆ 「チームもすごくいい状態で、早くそこに加わりたい」

 戦列を離れて改めて思うのは、チームメートの温かさだ。

「マイナビオールスターゲーム2023」を出場辞退したが、代替選手の若月健矢捕手が「森選手のあごひげまで、持って行きたいと思う」と発言。ファン投票と選手間投票で選ばれた森の心を思いやる言葉だった。

「同級生でライバルでもあるのですが、うれしい言葉ですね。石川(亮)も含め、3人で切磋琢磨していきたいですね」と森。

 ほかにもうれしい出来事があった。

「トン(頓宮裕真)もいろいろ、気遣ってくれたんです」。森によると、球宴用に用意をしていたミットを頓宮が預かり、球場での記念写真などの際、一緒に収めてくれたという。

「このチーム、ホントにみんないい人が多いですね」

 チームは主軸の離脱にも、大崩れすることなく投打の奮闘で「貯金」を積み重ねている。

「焦らずにケガの回復にあたれる半面、自分も早く(その輪に)加わりたいという、両方の思いがありますね」というのは、正直な思いなのだろう。

「まだ、全部が全部、完璧ではありません。ちょっとずつ慣らしていく感じですね。チームもすごくいい状態で、早くそこに加わりたいと思いますが、急いで復帰して活躍できなかったり、再発したりすることが、自分としてもチームとしても一番、ダメなことだと思うので、身体としっかり相談しながらやっていきたいと思います」

「ケガは仕方がないと思っています。なるべくしないようにという努力はしますが、ケガを恐れながらプレーをするというのは、出来ないのでしっかりといい状態を作りたいと思います」

 打撃では目の感覚と身体の感覚が一致し、走塁の不安が消えた時、1軍の舞台で森友哉が再び輝く。