大谷「顔面骨折しても打席には支障ないゾ」



 黒木氏は、入団当時の大谷について「とにかく、可愛かったですよ」「見た目は勿論、ただただ相手の懐に入るのが上手。後輩なのに先輩をイジっていた。何をやっても許される、皆から可愛がられる天性のスキルがあった」などと誰からも愛される素顔を明かした。

 さらには、大谷が顔面骨折しながら「痛くない演技をするんですよ」と数日後の試合に代打出場したことを回顧。
当時を振り返り「(骨折で)寿命が3年縮まりました。とにかく毎日練習のしすぎ。本人の意思を跳ね除け無理にでも試合出場を止める、これが本当に何より大変でした」と実感を込めて語った。

 ちなみに大谷が骨折したのは、13年7月11日の楽天戦試合前練習中。打球が顔面に直撃し、右頬骨の不全骨折だった。

しかし、大谷はそれでも休まなかった。三日後のロッテ戦でら早々に左中間に2ランをたたき込んだ。