男性が口を覆った白い生地を外すと、男性の口には電球が入っていた。
 助けを求めて中国東部の浙江省余ヨウ市の消防署を訪れた陳さんという名の男性は、自身の状況を説明しようにも、口に入ったLED電球のせいでうまくしゃべれなかった。
 バルブ部分が壊れると、口内を傷つける危険性があるため、消防士は陳さんを近くの病院へと連れて行った。
 陳さんの口は、電球をすっぽりとくわえ込み、バルブの端を前歯ががっちりとかんでしまっていた。
 陳さんは2時間以上も電球をくわえていたという。
 慎重に検査を行うと、陳さんのあごの片側が外れていることがわかり、口内を広げる器具を使って、ついに電球を取り除くことに成功した。
 陳さんは7月25日に、電球を口にくわえて取れなくなってしまった人の動画を見て、自分もやってみようと思った結果、全く同じことが起きてしまったという。