時代は川田✕テソーロ
川田✕ダノンはもう……


川田騎手と馬主・ダノックスと言えば蜜月の関係として知られ、昨年の同馬主の騎手別成績を見てみても、川田騎手はダノックスの所有馬に41回も騎乗していた。ちなみに、2位の岩田望来騎手でも18回だったから、ずば抜けたトップだったことがよく分かる。

 ところが、今年ここまでを振り返ってみると、川田騎手はダノックスの所有馬に8回しか騎乗していない。騎乗数は2位タイで、トップの座は2年目の大ブレイクが熱視線を浴びている佐々木大輔騎手(10回)に譲っている。

川田騎手とダノックスのコンビは7月2日の中京7Rに出走したダノンバビルが最後。しかし、こちらは同じように川田騎手と結びつきが強い中内田充正厩舎の管理馬という点は付け加えておきたい。

 その前となると、ダノンスコーピオンに騎乗した5月13日の京王杯SCまでさかのぼる。今年6月以降、「川田騎手×ダノックス」のタッグは1度しか実現していないのだ。

川田騎手の重賞勝ち鞍の欄を見ても「ダノン○○」が多くを占めており、特に近年は2017年のサウジアラビアロイヤルC(G3)をダノンプレミアムで制して以降、毎年欠かさず重賞タイトルを手にしてきた。

 昨年のダノンスコーピオンのアーリントンCでその記録は「6年連続」まで伸び、その後のNHKマイルC(G1)を含めた重賞の勝ち星は18個、うち5つはG1での勝利となっている。