「2006年だったと思います。西日本にあるビッグモーターA店(メールには実名記載)で販売店の店長会議があり、全国から店長や工場長などが出席しておりました」(情報提供者)

「その時に、B店の店長(工場長だったかもしれません)から保険修理の話が上がりました」

「それは事故でぶつけたボディパーツを保険修理した際、新品ではなくリユース品(中古品)を使用した事例の紹介でした。中古品を使ったことで利益が上がったという報告だったのですが、その報告を受けた兼重社長(当時)は嬉しそうに、次のように言っていました」

「請求は(新品として)保険でやればいい。お客様にはリユースだろうが新品だろうがきれいに色を塗って仕上げればわからんじゃろ。どんどん、リユース部品、リビルト商品を使いなさい」(当時の兼重社長の発言)

「中古部品を使えとはよく言われていました。それが言われるようになった時期も合致していたと思います。2007年以降でしょうか」(ビッグモーター元板金部門社員)

「しかし、実際の請求や利益の計算などは工場長など責任がある立場の人がおこなうため、平社員のわたしはただただ、エコのためにとか修理代が安くなるようにとか、そういう理由で中古部品を使うんだろうと思っていましたね」

「工場長がパソコンの画面とにらめっこで、中古パーツの販売サイトで色々探していた姿も覚えています。ヤフオクなどでもパーツを探していましたよ」

「なお、中古部品といっても、なんでもかんでも安くなるわけではないみたいです。一番安いのは板金で修理することなんです。中古パーツであっても」
https://news.yahoo.co.jp/articles/85704ae002a832d9b5cab2fe033f85484cac0354?page=3