高校生バイトは『マイセン』なんて知らない
 コンビニオーナーの60代男性・Aさんが、店舗の人手不足の状況を嘆く。

「アルバイトを募集しても人がなかなか集まらない。15年くらい前は、募集を出せば応募がある状態で、シフトにたくさん入れる方を優先していました。
当時の条件は週3日以上でしたが、いまは週1日、時間帯によっては3時間からの募集です。うちの従業員は外国人が6~7割、残りはダブルワークや学生。戦力になっていてくれたフリーターがやめてしまい、ギリギリの状態です」

 そんなAさんの店には最近、高校生の新人アルバイトが入ってきたが、すぐに辞めてしまった。たばこをめぐるレジ対応が原因だった。

「バイト自体が初めての高校生が入ってきたので、長く続けてくれればいいなと思っていましたが、ある日、番号ではなく銘柄で買うお客さんから、
『マイセン(くれ)』と言われたので、『マイセンって何ですか?』と尋ねたところ、キレられたというのです。

『マイセン(マイルドセブン、現メビウス)だっつってんだろ。店員なのに知らねえのかよ? 教育どうなってんだ!』とそのお客さんが激怒。
そりゃ名前も変わっていますし、そもそも高校生がたばこの銘柄の知識がないのは当たり前。お客さんとのやり取りに疲弊したと言って、辞めていきました」(Aさん)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b7a9fd1ab0fe95cbddf51938da213d4856db7b6d