ゲストの面々が「呼びたい人」をするコーナーだった。
秋葉原のゲームオタッキー「太鼓の達人」と称する男が登場したときだ。
ゲームそのものはよくわからなかった。確かにすごいのだろう。人物が純粋というのか、世間ずれしていないのか、言動がとにかく面白い。
「付き合っている女性はいるのか?」と聞かれていまは、そういうときではなく、ゲームの技術を向上させること。なんて答える。
年のころなら30代半ばぐらいの小太りの男。さらに突っ込むと「今はゲームに集中したいから」と顔がこわばるオタクぶり。
帽子のひさしは折り曲げず平たいまま。
司会の紳助は「ストレートキャップさん」と名づけて、笑いを取る。
ここで紳助はゲストの上戸彩に耳元でささやく。
「好きです。付き合ってください」とオタク君に言え、と。
それを上戸はオタクの前に出てその通りに言う。オタクは当然モジモジ下を向く。あげく「今はそういう時期ではなく・・・・」と真剣に答え、爆笑、また爆笑。スタジオは笑いに包まれる。