小池都知事「船旅通勤」開始を発表「ゆとりや潤いあるまちづくりを」

 東京都の小池百合子知事が4日、定例会見を開き、新たな通勤スタイルとして「船旅通勤」の開始を発表した。

 小池知事は「多くの人々で賑わう水の都を再生する取り組み」として「船を通勤、日常の移動に使う」と発言。4月に募集した船を運航する事業者と、航路が決定したことを報告した。

 1つ目は「日本橋~豊洲」の航路で、運行は観光汽船興業と三井不動産のグループが担うという。運行開始時期は、今年10月を予定している。

 2つ目の「晴海~日の出」の航路は、東京湾クルージングと野村不動産のグループが担当。運行は、晴海にある東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村跡地が街開きをする来年の春に開始される予定だ。

小池知事は「新しい街の交通手段に船が加わる。通勤や移動の上でさらに便利になる」といい、それぞれの運行開始日程や、ダイヤの詳細などは「今後決定する」と回答。「様々な魅力を持つベイエリアの可能性を広げることになる。ゆとりや潤いのあるまちづくりを進めていきたい」と述べた。

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