世界的な海洋汚染の原因とされるマイクロプラスチックごみに関心を持ってもらおうと、「漫湖チュラカーギ作戦37」が1日、豊見城、那覇の両市の間に広がる漫湖で行われた。
子どもたちは洗濯ばさみやコーン標識、デッキブラシの先端の毛など5ミリ以下のごみ53個を回収。ごみがないように見えた湿地に、無数に散らばっている現状に驚きを隠さなかった。(南部報道部・又吉健次)

 子どもたちは20センチ四方に折り曲げられたハンガーを湿地のあちこちに置き、ピンセットを手に点検。
すると5ミリ以下のマイクロプラスチックごみのほか、菓子の袋、クーラーのパイプを固定する用具といった数センチ程度の物を発見しては声を上げた。
この方法で計238個を拾った。

 豊見城市にあるバレーボールチーム、長嶺クラブからは10人が参加。
ごみ22個を回収した長嶺小5年の真栄田亜呼(あこ)さんと新垣愛花(めい)さん、南城市立大里南小4年の新垣望妃(みき)さんは「小さな面積でもたくさんごみがあってびっくりした」と目を丸くしていた。

 催しでは大きなごみも拾ったほか、湿地の生物観察もあり、親子ら60人が楽しい時間を過ごした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/081642f80c4b25f41be715844e002717cefb16d1