阪神島田海吏外野手(27)が試合後に号泣した。

 「ほんとに…しょうもないミスをしてしまったのをみんながカバーしてくれたんで、僕はもうみんなに感謝しかないです」と、涙を流しながら取材陣に応じた。

 試練は7回に待っていた。2番手桐敷が簡単に2死をとったが、ここからだった。6番ブリンソンの左中間への飛球を、中堅近本と代走から途中出場した左翼島田の2人が追った。最終的には、ともにグラブを出し、島田が落球。3者凡退で終わるところが、まさかの失策で走者を許した。

 2死一塁。続く代打中田翔への2球目だった。146キロを強振され、打球は左中間スタンドへ。13号2ランで試合をひっくり返された。

 「一瞬でも近本さんを見る余裕がなくて…。それでいけると思って、ああいう形になってしまった。ああなっても捕りきることができれば、ああいうことにはならなかったと思うし。球際の弱さと、近本さんを見る余裕があれば防げたかなと思います」と猛省した。

 チームは逆転勝利。仲間への感謝が尽きなかった。

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