巨人の桑田真澄ファーム総監督(55)が11日、夏の甲子園を視察した。春のセンバツに続く視察で、水野雄仁スカウト部長(57)と情報交換しながら、次世代の選手たちの奮闘に熱視線を送った。

現在、巨人ではスカウト部とファームの指導者が情報を共有し、より充実した環境の中で育成を行えるような組織運営が進められている。視察の目的について「スカウトの方たちと行動をともにして、コミュニケーションをとって、発掘と育成を一緒にやっていくということですね。現場の意見、思いやスカウトの方たちの思いとか、コミュニケーションを取りながら一体となってチーム強化をしていくということです」と説明した。
PL学園時代は戦後最多の甲子園20勝。自らを育んだ夏の聖地を訪れ「水野スカウト部長をはじめ、スカウトの方たちと選手を見る視点や、自分もここでプレーした経験があるので、どういったタイプがプロで伸びていくのか、いろんな意見の交換ができたのは有意義だったと思います」と語った。
 “広陵のボンズ”と呼ばれる高校通算62本塁打のスラッガー・真鍋慧(けいた)一塁手(3年)も視察し「非常にスケールの大きな打者。逆方向にも大きな当たりを打てるので、今後が楽しみですね」と話した。(加藤 弘士)

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