「これまで50回以上来ている。この雰囲気の中でアトラクションやレゴブロックを楽しむのが好き」。
愛知県豊田市に住む中学1年の藤田浩志さん(12)は、小学生のころ友達に誘われて初めて来園して以来、レゴランドのとりこになった。

レゴランド・ジャパンは開業以来、子どもの区分を「3~12歳」に設定。
料金体系は曜日や時期によって4段階に分けている。例えば夏休みの特に混み合う連休などの
「スーパーピーク」の時期の場合、1DAYパスポートの子ども料金は4800円だった。
熱心に通い続ける小学生が、中学生になると13歳以上の大人料金6700円がかかる。
この料金体系を巡り、来場者アンケートには「子どもが利用しづらくなった」
「チケットが高い」といった声が多く寄せられていた。

こうした声に対応するため、施設運営会社「レゴランド・ジャパン合同」は6月27日から料金体系を改定。
1DAYパスポートの価格は、大人(19歳以上)4500~7400円、子ども(3~18歳)3300~4800円とした。
この狙いについて、本多良行社長は「親と子が一緒に過ごせる時間は限られる。
高校生までは誰でも『子ども』として親と過ごせるようにした」と話す。