ロシアのプーチン大統領は12日までに、軍事支出と国内需要が自国経済を牽引(けんいん)しており、製造業での雇用規模は2021年の水準と同じ約1000万人と安定しているなどと報告した。

大統領府で産業界の首脳らと会談した際、工業生産の伸び率の3分の2は国防部門、残りは消費者の需要で賄っていると指摘。給与額も増えており、昨年の水準を20%以上上回っているとし、労働力不足が主因になっていると述べた。

労働生産性も約5%上昇したとしたが、対象の期間には触れなかった。
ロシアの経済規模は世界の上位10カ国から脱落し、国内総生産(GDP)はオーストラリアとほぼ同じ水準に落ち込んだ。