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■背景に…ソマリア特有“イスラム教”問題

 今回、アリ選手が出場した背景には、ソマリアが抱える問題もあるようだ。

 東アフリカに位置するソマリアは、イスラム教を国教としていて国民のほとんどがイスラム教スンニ派。そのため、イスラム教の伝統の尊重を強いる圧力が存在し、アラブニュースによると、肌の露出が多くなりがちなスポーツウェアは、女性にとってふさわしくないとみられるなどして、女性のスポーツ参加は遅れているといいます。

 実際に、アリ選手も長袖にスパッツを着用して、肌が露出しないようなウェアで出場していた。

 また、ソマリアで活動するイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」は、スポーツに取り組む女性を標的とした攻撃なども行っているという。

 BBCによると、実際に2012年のロンドン・オリンピックで女性400メートル走に出場した選手は、大会期間中ずっと殺害予告を受けていたという。

 こうしたなかで、国際大会に出場したアリ選手は、レース後に行われたソマリア人の取材に対して「ソマリアでは、多くの女性がスポーツ参加を恐れている。女子100メートル走の出場選手がいなかったので、私が出場を申し出た。ソマリアの人々を勇気付けたかった」と出場の意図を話している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd8311e73c93bdf1cb6466375cca41f40de63251



うーんまあ考えようによっては