―先発投手の仕事とは?

落合氏:相手に点数をやらなきゃ勝てるだろうってことよ。ノーヒットでも一点取れれば、それで逃げ切ればいいだろうと。だから、ピッチャーは大変だったと思うよ。「5回投げたらあとはリリーフ陣に任せる」ということだけはするなと、完投を目標に野球をやれよと。

2004年川上憲伸5完投、2009年チェン5完投、2011年吉見一起5完投と先発に完投能力を求めていることを実証している。

落合氏:7回1、2失点で抑えたから「俺は自分の仕事をした」と思うなって。1点も取れないんだったら1点もやると、それがおまえ(先発投手)の立ち位置だよって。だから途中から、「何回投げたから自分の仕事をしました」というピッチャーは一人もいなくなったはずだよ。

それまでの中日の野球っていうのは6、7、8、9回に中継ぎ・抑えという、4、5人のピッチャーがいたから、先発投手は5回まで投げればいいと。中継ぎ陣が死んじゃうよ。先発したんだったら完投して、完投できないんだったら代えてやる。だってそれが野球だもん。

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