本塁打ダントツのエンゼルス大谷翔平、チャンスにも強いのになぜ「打点王」じゃないのか
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最大の要因は、得点圏に走者を置いて打席に入る回数だ。大谷が106打席なのに対し、ガルシアは130。そもそも得点機で打席に立つ回数が24回も違うのだ。

大谷が、得点機自体が少ないのは他の選手と比較してもわかる。打点70以上の両リーグ8選手で比べてみても、四球などを除いた「得点圏打数」は、大谷が82で最少。打点を稼ぐのには恵まれているとは言えない状況だ。

その一因となっているのが、一番打者の出塁率だ。大谷は最近、主に2番を打っているが、エンゼルスの一番打者の出塁率は、3割8厘でリーグ15チーム中10位。70以上の打点を挙げる他の7選手は全員が主に2~4番を務めているが、所属する6球団はすべて1番に入った打者が3割4分以上の出塁率をマークしている。先発では全試合4番のガルシアの場合、1番打者の出塁率は3割4分4厘。2番、3番も出塁率3割6分以上と、前の3人がいずれも高い出塁率を記録している。