>名球会の入会資格としては長年打者は通算2000安打、投手は200勝とされてきた。投手の250セーブが加えられるなど、近年は野球の質の変化に伴い柔軟な対応を見せている。2人の新入会は、2019年に定められた特例入会制度「名球会の入会規定に相当する記録保持者」を利用し、総会で会員の4分の3以上の賛成を得た。

>上原氏は1998年ドラフト1位で巨人入り。1年目に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村賞、新人王とタイトルを総なめにした。2008年オフにFAでオリオールズへ移籍。レッドソックス時代の2013年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。その後巨人に復帰し、2018年には日本人初となる日米通算での100勝、100セーブ、100ホールドを達成している。

>また藤川氏は1998年ドラフト1位で阪神入り。セットアッパーや抑えを長年勤め、2007年にはシーズン46セーブのセ・リーグ最多記録を残した。2012年オフにFAでカブス入り、レンジャーズ、四国アイランドリーグの高知を経由して2016年阪神に復帰した。NPB通算243セーブは歴代4位の記録。163ホールドも積み上げている。

上原藤川は特例じゃなくハードル下げる方向じゃダメだったのか