サッカーJ1浦和のサポーターが天皇杯4回戦・名古屋戦(2日・CSアセット港サッカー場)終了後に暴徒化した問題で、浦和は16日、日本サッカー協会の主導による映像検証の結果、警備員への暴力行為などを含む新たに40件の違反行為があったと発表した。

 (1)警備員を押し倒すなどの暴力行為12件

 (2)相手ゴール裏付近で罵声を浴びせるなどの威嚇行為6件

 (3)ペットボトルを投げ込むなどの危険行為8件

 (4)緩衝柵などの破壊行為12件

 (5)相手サポーターの横断幕を破損させようとする行為2件

 違反行為者は約25人。今後の調査次第では増減する可能性があるとしている。

 また、今回の違反行為者の1人について、過去に暴力行為などの違反行為を理由に入場禁止処分を受けていたことがクラブ側の記録で確認されたという。

 クラブが16日深夜にホームページに公開した発表を受け、違反行為者に「永久出禁」など厳罰を求める声や、18日に埼玉スタジアムで“再戦”する名古屋戦での対応策などが記されていないことに批判、不満、不安の声が上がっている。