苦しい3年間だった。高校の進路を決める際、花巻東1択だった。だが、父・佐々木洋監督(48)が猛反対。
どうしても花巻東のユニホームを着て、甲子園でプレーする夢を捨てきれず、親子の縁を切って進学を決めた。

入学後も周りからの期待感、常に付きまとうケガ。「息子とか関係なく一番怒られたし、トータルして苦しんだ。
でも、支えがあって今がある。支えてくれた全ての方々に感謝したい」と思い返すと涙が止まらなかった。

プロスカウトが最も進路を気にするスラッガーだが、今後については「まだ全く考えていないので、岩手に戻ってからゆっくり決めたい」と話すにとどめる。
最後の夏は終わった。だが、甲子園の土は集めなかった。「野球人生はここで終わりじゃない」。涙を拭いて、また前に歩き出す。
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