かき氷国際の坂原のインタビューコラムもおもろいぞ

坂原は常々、これから大阪桐蔭と対戦する、あるいはすでに大阪桐蔭と対戦したチームのコメントに引っ掛かりを覚えていたという。

「最高の舞台で、最高の相手とやれて幸せです、みたいなのが多いじゃないですか。もちろん、それは本心ではないのかもしれないけど、記念試合みたいにしてしまうのはもったいないなと思っていたんです」

 西谷はマスコミの「大阪桐蔭=強過ぎる」という記事の方向性に憤慨していたが、その空気作りに加担しているのは無論、マスコミだけではない。こうした対戦相手の、ともすれば持ち上げ過ぎではないかと感じられるコメントも今の大阪桐蔭の神話化を加速させる一因になっていた。

 坂原には、心のアルバム用に試合をする気など微塵もなかった。

「絶対に倒す、と。いかにして点数を取るかしか考えていなかったですね。いい試合をしようとすると、いかにしてかわすかみたいな発想になる。3対0で負けるみたいなゲームですよね。でも、うちは十何点とか取られてもいいから、うちも絶対に点を取るんだと考えていました」


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