虐待で育った人間は虐待を繰り返す
ヤクルト森岡コーチも犠牲者


中日は4回にノーアウト満塁のチャンスを作るも、打席に立った堂上剛裕は空振り三振に倒れる。
2軍打撃コーチの高柳秀樹は激怒し、堂上に説教を展開する。その過程で発した言葉が下記である。

ここで出塁できないようならば、死ね!!

明白な暴言であり、横で聞いていた森岡良介が激昂。
高柳に対し「僕達だって一生懸命にやっているんですよ。 それを選手に向かって“死ね!!”なんてひどくないですか!?」と抗議したところ、高柳は「何だと!それが目上に対して言うことか!」と逆ギレ。
中日ベンチは一触即発の事態に陥る。
居合わせた他の選手・コーチ陣が仲裁に入りそれ以上の事態には進展しなかったが、一連の展開に観客達は凍りついた。

翌日に行われた二軍ミーティングで、辻発彦(当時の二軍監督)が前日の事件について下記の訓示を述べる。

・社会人として暴言を吐くことはあってはならない
・これが会社ならクビだ
・上司に逆らうようなことは何があっても許されない

森岡への一方的な非難に加え高柳を完全擁護する内容であり、処分についても森岡に対しては造反行為を行った罰として1週間の練習参加禁止を科す一方で、高柳はお咎めなしであった。