奴隷牧場の奥さん「給料と年金で3人の生活費を賄っていた上、小遣いも渡していた。一生懸命世話をしたのに残念だ。」

2 障害のない人相手なら許されない行為が、障害者ならば許されるのか
 北海道新聞には、「給料と年金で3人の生活費を賄っていた上、小遣いも渡していた。一生懸命世話をしたのに残念だ。」との遠藤氏の妻のコメントが掲載されていました。
しかし、想像してみて下さい。これが障害者でない、一般の労働者であれば、幾ら住み込みとはいえ、給料をまったく支払わず、年金を使用者が当然のように懐に入れたうえで、「小遣いも渡していた。一生懸命世話をした」と言ったところで許されるものでしょうか。
 また、幾ら住み込みといえど、水道が通っていない部屋、さらには冬の北海道で暖房のない部屋での生活など考えられるでしょうか。
 たとえ、障害者であったとしても、障害を持たない人々と同じように、当然に人格的な尊厳は尊重されなければならないですし、当たり前の権利は当たり前に保障されなければならないと考えます。

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