訴状によると、いずれも60代の3人は18~45年間、個人経営の牧場「遠藤牧場」で働いていた。
だが、賃金は支払われず、個人口座に振り込まれる年金はほぼ全額引き出されていた。
手渡されたとしても月に1~2回、2千円程度だったという。

3人は牧場内のプレハブ小屋で生活していたが、水道や風呂は無く、暖房は一部屋にしかなかったと主張。
飲用水を保管するペットボトルは、ボウフラがわく不衛生な状態だった、としている。
午前3時半に起床して日没まで牛のえさやりや農作業をこなし、休日は無かったという。