60球以上投げて、大量失点してしまい、
心身ともにボロボロになっていた近藤に
ベンチもチームメイトも、全く声をかけなかった。

キャッチャーの石橋に見捨てられたのは屈辱だったろうし、
立浪もこんな公開イジメを黙って不機嫌そうに見ていた事自体信じられない。
何かの理由があったとしても、コーチ陣が身動き一つしない姿は、
とても人の所業とは思えなかった。

唯一、内野手では球数が50を越えて気遣う宇佐美がマウンドへ行って声をかけた。
近藤にとって、一生トラウマになる悪夢のような一日だったろう。
この歪んだ構図こそが、今の中日を象徴している。

長年野球を見てきたが、
こんなむごい晒し者にされる若者の姿は初めて見た。
今年最も後味の悪い試合だった。