26日、北九州市八幡西区にある商業施設の駐車場の車の中で見つかりその後、死亡が確認された生後10か月の男の子は、
およそ2時間半、車内に取り残されていたとみられることが警察への取材で分かりました。

両親はいずれも「相手が連れていると思った」という趣旨の話をしているということで、警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。

26日昼すぎ、北九州市八幡西区にある「コストコ北九州倉庫店」の駐車場で、車の中に取り残された生後10か月の男の子が病院に運ばれその後、死亡しました。

警察によりますと、男の子は北九州市小倉北区の中山喜寿生ちゃんで、家族など合わせて6人で買い物に訪れていたということです。

26日は午前10時ごろに車で店の駐車場に到着し、父親と知人の女性が先に車を降りてそれぞれ店内に向かい
その後、母親と5歳の兄、それに3歳の姉の3人が車を降りて店内に向かったということです。

この時、喜寿生ちゃんは運転席の後ろのチャイルドシートに取り残され、両親はいずれも「相手が連れて降りていると思った」という趣旨の話をしているということです。

両親は喜寿生ちゃんがいないことに気付くまでの間、別々に買い物をしていて、
喜寿生ちゃんは、炎天下にエンジンが切られた車内におよそ2時間半取り残されていたとみられるということです。警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。