「以前から、次期監督候補は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが既定路線。彼は現役晩年から将来の監督として期待されており、ヘッドコーチを務めているのも〝予行演習〟だと言われています。しかしここへ来て、阿部コーチが原監督に近いことから、辞任の場合はともに〝総辞職〟すべきとの責任論がフロント内で浮上。また、指導者の経験が浅いため、由伸前監督のような低迷も危惧されているようです」(同・記者)

そこで急浮上しているのが、原監督との対立が噂されている桑田真澄ファーム総監督だという。

「ファーム総監督を務めたことで若手からの信頼も厚く、若返りを望むチーム方針にピッタリ。スポーツ科学に即した指導論も、体育会系の阿部コーチに比べて評価が高い。現役晩年はメジャーに行っているが、国内では巨人一筋だったため、『生え抜きの4番かエースしか監督になれない』という伝統にも合致する。メジャー経験者でも生え抜きなら監督になれるという前例を作り、将来的に松井秀喜氏を迎える布石にしたい思惑もあるようです」(同)

すでに気になる動きも…。

「8月11日、桑田ファーム総監督は水野雄仁スカウト部長を帯同させ、甲子園球場で高校野球を視察。ファーム監督として若手を発掘する意向はもとより、監督として将来の主力を見定めるためだと見られています」(同)
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/114373

桑田やぞ喜べ