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◇29日 阪神2―3DeNA(甲子園)
 阪神のマジックが消滅した29日、虎ファンの間で再びV逸のトラウマが呼び起こされることとなってしまった。SNSでは”戦犯”として「甲子園歴史館」がトレンド入りした。

 甲子園歴史館では8月29日から来年1月28日までの間、阪神タイガース企画展「2023年シーズン振り返り A.R.E.特集」を開催。同館のウェブサイトには「岡田彰布監督のもと快進撃を続ける」との紹介文が掲載されている。
 しかし、阪神ファンには、過去に優勝が決まる前に喜びすぎるとV逸するというジンクスがある。08年9月に「Vやねん!タイガース 08激闘セ・リーグ優勝目前号」という雑誌が発売されたところ、最大13ゲーム差をつけていた巨人に逆転優勝「メークレジェンド」を許してしまった。
 さらに、首位を快走していた21年シーズン中には朝日放送が「あかん阪神優勝してまう」という特番を2度も放送。終盤に逆転され、ヤクルトに優勝をさらわれた苦い記憶がある。
 不吉なジンクスを防ぐため、朝日放送も今季は特番を自粛していた中、くしくも企画展初日にマジックが消滅してしまった。X(旧ツイッター)上も「今シーズンの戦犯は甲子園歴史館らしい」「歴史を知らない甲子園歴史館」「誰か甲子園歴史館にカーネルサンダース投げてきて」と大荒れとなった。