https://www.mbc.co.jp/news/article/2023082900066953.html

浜田防衛大臣は、海上自衛隊鹿屋航空基地で今月22日にオーバーランしたアメリカ軍の無人偵察機「MQ9」の機体を、アメリカ軍が29日朝に回収したことを明らかにしました。

鹿屋基地では、今月22日午前11時ごろ、着陸しようとした「MQ9」1機が滑走路を外れて草地で停止し、滑走路がおよそ3時間閉鎖されました。

発生から1週間となった29日、浜田防衛大臣は会見で、アメリカ軍が29日朝、オーバーランしたMQ9の機体を調査のために回収したことを明らかにしました。

(浜田防衛大臣)「本日午前5時50分頃から7時40分ごろの間に米軍がMQ9の機体を現場から回収しており、回収の事実については九州防衛局から鹿児島県および鹿屋市に対して速やかに情報提供を行ったと承知をしております」

その上で浜田防衛大臣は、アメリカ軍は現在はMQ9の飛行を停止していて、飛行再開に関しては現時点では情報はないものの、今後、何らかの情報が入れば関係自治体に提供することになるとの見通しを示しました。

鹿屋市の担当者は「原因究明と再発防止」などを申し入れており、連絡待ちの状況としています。

日米両政府は中国軍を監視するため、去年11月から鹿屋基地に1年の期限付きでMQ9を8機配備しています。