陸自と海自、特殊部隊のレジェンドが緊急対談 「特殊作戦群」創設の荒谷卓氏と「特別警備隊」創隊に携わった伊藤祐靖氏

世界情勢が激動するなか、日本をどう守るのか―。陸上自衛隊に「特殊作戦群」(特戦群)を創設し、初代群長を務めた荒谷卓(あらや・たかし)氏(63)と、海上自衛隊の「特別警備隊」(特警隊)創隊に携わり、初代先任小隊長となった伊藤祐靖(いとう・すけやす)氏(58)が、夕刊フジの緊急対談に応じた。陸・海で自衛隊最強の特殊部隊を率い、退官後も伝説的存在として現役自衛官らの信頼を集める2人の〝猛将〟が、国際紛争の裏側にも精通する鋭い読みで、ウクライナ紛争や「台湾有事」についての見解を語り、日本が直面している重大な危機も明かした。 

<略>

――現在のウクライナ情勢をどう見るか

伊藤氏「日本の報道ではウクライナ側に立つ発信がほとんど。報道機関には姿勢だけでもウクライナ発信とロシア発信の情報比率を同じにしてほしい」

荒谷氏「日本での論調は『悪いのはロシア』という一辺倒ですが、もう少し慎重になるべきです。現地情報を収集すると、日本の報道とのギャップが甚だしい。日本政府も米国から提供される情報に依存して世界を見ています」

https://www.zakzak.co.jp/article/20230829-LNJMYLWEBBNWBPCEX2TKXF3VWQ/