東京都が募集している築地市場跡地(中央区)の再開発事業者に、巨人の本拠地・東京ドームの運営会社を傘下に持つ三井不動産が応募する見通しとなり、巨人が悲願とする自前球場の建設候補地として「築地」が再浮上だ。

「三井不動産が築地に商業施設などとともに野球場を建てて巨人の本拠地とし、東京ドームの跡地はマンション、オフィス、店舗などの複合施設にする計画らしい」

裏打ちするかのように公募期限を今月31日に控えた前日30日、日経新聞が1面で「再開発事業者に三井不動産を中心とした企業連合が名乗り」と報道。再開発に向けて設立する特別目的会社には複数の大手ゼネコンが出資するほか、「メディア企業も出資を検討」と伝えており、読売新聞グループ本社を想起させる。本紙は同社に事実関係を確認する質問をメールで送ったが、回答期限までに返答はなかった。

東京都都市整備局も「どの事業者が応募したということをお答えすることはない」としたが、選定作業を経て来年3月に明らかになる事業者が三井不動産と決まれば、いよいよ巨人の築地移転が現実味を帯びてくる。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/72f443e612401eb7d24c646e5c7f21adf1984765