あくまで正式発表ではないため、レギュラーシーズン終了後の採算で課税ラインを下回る可能性もゼロではない。しかし、地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者も「わずかに超えている」と報じており、現時点では超過する見込みとなっているのは間違いなさそうだ。

 潔く再建に舵を切ったはずだった。しかし、うまくことが進まない現状に米識者やファンたちも嘆き声を上げている。
MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者が「なんてフランチャイズだ」と皮肉れば、米メディア『Bleacher Report』は「エンゼルスには次から次へと災難ばかりが降りかかっている」と指摘した。

 また、贅沢税の超過を伝えたフレッチャー記者のX(旧ツイッター)の投稿には、「コメディだ」「これを笑わずにいられるか」「オオタニを失った時に得られるのが4巡目指名権なんて……情けない」「エンゼルスは何一つ正しいことができない。悲しくなる」とファンのコメントが殺到した。

 この日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは、地元局『Bally Sports West』などの取材で、相次ぐウエーバー公示について「経済的な理由は当然だが、何より若手選手にチャンスを与えたかった」と強調。そのうえで「(課税ラインは)下回ってはいない。必ずしも計画どおりに行くわけではない。それが野球なんだ。良いときも悪いときもある」と険しい表情で語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b15649e085c0282651e599bf5fef66978f07ed
いうほど野球か?