ホタテ、ブリ…輸出できず「億単位の損失」も 中国禁輸、業者に影響

東京電力福島第一原発の処理水海洋放出が始まって1週間。中国が日本の海産物の全面禁輸に踏み切り、生産現場にも影響が出始めている。

輸出できず、積み戻しも

「中国向けに輸出した水産物が通関できず、積み戻されている」「ホタテが中国に輸出できず、地域によっては冷凍庫に余裕がなくなってきている」



「ホタテの水揚げは10月ごろから年明けにかけて本格化する。このまま行けば影響は避けられない」

「中国国内の景気や円安、コロナからの回復、貝殻付きOKの売りやすさなど理由は様々だが、最も重要な取引先となっていたことは間違いない」と道の担当者は話す。

新たに販路開拓、でも「買いたたかれる」

冷凍ホタテを主に扱う、首都圏の水産物専門商社の社長は「ここ数年、中国向けの輸出が好調で良い思いをしてきた」と明かす。それが一転、「今は本当に厳しい」と言う。

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