使わなかった結果…訴えられた人、ゼロ!


2013年冬、京都府の柘植(つげ)彩さん(46)は、市民マラソン大会の残り1キロ地点で倒れた。沿道にいた人がすぐに異変に気付いて心臓マッサージを始め、救急車が着くまで6分間、懸命に胸を押し続けてくれた。

 救急車よりも、AEDを載せた大会の救護車のほうが早く現場に着いていたが、AEDは使われなかった。彩さんの心臓が再び動き出したのは、倒れてから45分後。その間は脳に酸素が届かず、意識障害が残った。体はほとんど動かせず会話は難しいが、まばたきや発声で意思を伝える。
https://i.imgur.com/dzFYNn1.jpg
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPB4559BP91ULBJ00N.html