>>281
なんと言えばいいか…つまるところ「アホ」と「境界知能」では人間観が違うんだよな。「アホ」の方では、人間は(仮に言うと)心理学的に捉えられているけど、「境界知能」の方では、人間は器質的に捉えられている。例えば、A君がテストで0点を取ったとする。心理学的人間観においては、この出来事はA君の「アホ」なキャラクターが原因とされる。一方、器質的人間観では、この出来事はA君の知能(脳のスペック)が原因とされる。
で、重要なのは、心理学的人間観に基づくアプローチでは、なんの問題も解決せんかったということや。つまり、A君のテストの点が悪いのはA君のキャラクターに由来する。だからA君のキャラクターを変えようみたいなことをしても無駄だったということや。本当はもっと器質的に捉えて彼の知能に適した道に進ませてあげればいいのに、それをやる気とか性格の問題にされて相応しくない努力をさせられるみたいなことがずーっと続いてきたんや。だからワイらはいい加減人間観をアップデートする必要がある、極論をいえば「アホ」なんて旧時代の人間観に基づいた言葉なんて、使わないほうがええんや。