【巨人】坂本勇人 打球速度の低下で抱える〝ジレンマ〟…大久保コーチ「厳しい立場にはいる」

 背番号6は復活できるのか。WBCの侍ジャパン入りを〝辞退〟した巨人・坂本勇人内野手(34)が沖縄キャンプで精力的に汗を流している。昨季は開幕直前の故障も含めて計3度の離脱。原辰徳監督(64)の今季の構想では、従来のような遊撃レギュラーの確約も消滅している。まさに野球人生の分岐点となる2023年、坂本はある「葛藤」とも戦っている。

 さらに、坂本はある〝ジレンマ〟とも戦っているという。それが「打率を求めるのか、長打力を求めるのか」といった今季に向けたスタイルの確立だ。昨季は出場83試合で打率2割8分6厘、5本塁打、33打点だった。

 大久保打撃チーフコーチはこの日「勇人と僕らの間の葛藤もある。まだ一致はしていないんですよ」とした上で「勇人がどういうスタイルにするかで、われわれもどこにハメるかなんです。われわれの意思は伝えている。勇人は『20発打とうとすると打率が2割5分になっちゃいます。どっちがいいんでしょうか?』と。われわれは2割8分で本塁打がないなら、(本塁打が増えて)2割5分のほうがいいという考え。塁打も違うし、盗塁ができなくて単打で〝各駅停車〟なら長打が欲しい。どこにハマるのか。ハマらないならスタメンから外すのか。厳しい立場にはいる」とズバリだった。

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