阪神・木浪聖也内野手(29)がシーズン規定打席到達まであとわずかに迫っている。

規定打席とは試合数×3・1。シーズンでは143試合×3・1=443・3。小数点以下は切り捨てなので「443」となる。

8日時点で415打席だから、残り20試合で到達は十分に可能だ。

「小幡が優勢」という岡田監督の春季キャンプ前の構想を覆し、シーズン開始の直後に遊撃のレギュラーをつかんだ。

指揮官が最も重視する守備だけでなく打撃でも安打を重ね、5月14日に訪れた規定打席到達時には打率・356でセ・リーグ3位に躍り出た。

その時点では「いつ(規定打席に)いくのかなと思っていたけど」と冷静だったが、その後もポジションを死守。

チームに欠かせない恐怖の8番≠ニして、貢献を続けた。

8番先発で球団6人目の100試合出場も果たし、2003年の藤本敦士(現1軍内野守備走塁コーチ)が記録する8番先発118試合の球団記録にも迫る。

シーズン途中に「完走することです。このまま1軍で」と今季の抱負を語っていた。

18年ぶりのアレへ向かうチームを支える一員として、積み重ねた打席数が「443」となるその日は確かに近付いている。(邨田直人)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a4b4cba2c978394e8395622566bb40166d74e79