打撃ケージ裏。照りつける日差しよりも熱い言葉を送った。井上打撃コーチが、虎の大砲候補3選手に身ぶり手ぶりで20分間、熱弁をふるった。
意図的に同じ組にしたという中谷、陽川、江越の3人がティー打撃に移ろうとしたときに、呼び集めた。ボールを1球も打つことはなく、ひたすらに話す。中谷が内容の一部を明かした。
「極端にいうと『バッティング練習でもホームランを打ち続ける、ゴロを打たない』くらいの意識で…と言われました」

一軍片岡と二軍井上の衝突不可避