格差社会を反映?花火大会有料化 カップル向け30万円ベッド席は不発 一律500円自由席は大盛況

 神奈川県小田原市で8月5日にあった小田原酒匂川花火大会(約1万発)は過去最大の25万人が来場した。主催の小田原市観光協会は、今年初めて定員2人のベッド席を30万円で5席用意したが、1席も売れなかったという。
カップルなどの利用を期待したが、担当者は「話題になると思い設置したが売れなくて残念だ」と話した。お台場の花火大会など都心で高額の席が売れていることを受け「賭け」に出たが、響かなかった。
観光振興が主な目的だが、見物客の多くは市民や近隣住民で、高額を払ってまで花火大会を見るまでには至らなかったようだ。

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