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20年前に裁判で負けとる
負けたのに噂レベルに収まっとる

 1999年に週刊文春がジャニーズ事務所から名誉毀損で訴えられた裁判で、文春側の弁護人を務めた喜田村洋一弁護士が6月14日、日本記者クラブで会見し、裁判の経緯やジャニーズ事務所が果たすべき責任などについて語った。

 この裁判は週刊文春が元ジャニーズ所属タレントからの証言をもとに、喜多川氏によるセクハラ加害の実態をシリーズで報道したことに対し、1999年11月にジャニーズ事務所と喜多川氏個人が文春を名誉毀損で提訴したもの。2002年の地裁判決は少年たちの証言には信用性が欠けるとして文春全面敗訴の判断が下されたが、2003年の高裁判決ではセクハラ行為の真実性が認定され、文春側が一部勝訴していた。2004年には最高裁がジャニー氏らの上告を棄却し、高裁判決が確定している。

 この裁判では控訴審の公判の場で喜田村氏がジャニー氏に対し、なぜ少年たちは嘘をついていると思うかを繰り返し問い質したところ、回答に詰まったジャニー氏が最後に「彼らが嘘の証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」と答え、それが性加害の認定につながったとされている。