警察庁で勤務していた女性警視が、滋賀県警から出向していた同僚の男性警視からのセクハラで精神的苦痛を受けたとして、550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、
東京高裁(三角比呂裁判長)は請求を棄却した1審・東京地裁判決を変更し、男性に33万円の支払いを命じる判決を言い渡した。判決は7日付。

女性は2015年1月、酒席や職場で卑わいな言動を受けたとして上司にセクハラ被害を申告し、警察庁はセクハラを認定。
女性は抑うつ状態などと診断され、同庁は17年3月、公務災害も認めた。女性は18年4月、損害賠償を求めて男性を提訴していた。

「かわいいところあるやんか」「普段からそうしてや」…女性警視へセクハラ違法、逆転認定
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230911-OYT1T50131/