歴史的な選手となったのは、2017年にドラフト1位でメジャー・リーグ・サッカー(MLS/北米1部)のトロントFCに加入したブランドン・オーブリー。MFとしてプロキャリアを始めるもMLSでの出場は叶わず、翌シーズン限りで現役を引退した。

そのままソフトウェアエンジニアとして働き始めたが、妻の一言が人生の転機となったようだ。 MLS公式サイトによると、オーブリーは中学生までアメリカンフットボールをプレーしていたという。

プロサッカー選手を引退して1年目の19年にNFLの試合をテレビ観戦していると、妻から「あなたならできるんじゃないの」と言われたようだ。この言葉に刺激を受けたオーブリーはサッカー譲りの正確なキックを武器に、アメリカンフットボールキャリアをスタート。

3年後の22年にソフトウェアエンジニアを辞め、アメリカで開催されているもう一つのプロリーグであるユナイテッド・ステイツ・フットボール・リーグ(USFL)のチームとの契約を勝ち取った。 そして今年、NFLのダラス・カウボーイズに加入することが決定。

10日のレギュラーシーズン開幕節で早速デビューを果たすと、複数のフィールドゴールを成功して勝利に貢献した。チームによると、ダラス・カウボーイズでのNFLデビュー戦で複数のフィールドゴールを決める選手は23年ぶりの歴代5人目だという。

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