エンゼルスの大谷翔平選手は11日、マリナーズ戦に「2番・DH」でスタメンに名を連ねたが、急きょ先発を外れた。クラブハウスがメディアに開放された午後3時10分には、掲示板に貼られたスタメン表に大谷の名前があった。大谷は午後3時半頃、クラブハウスからバットを持って、ケージのある室内練習場に向かった。ケージに行く途中は口笛を吹くなどリラックスしていた。出場に向けて準備を続けていたが、その後、先発から外れた。

◆球場で発表された先発に名を連ねていた大谷だったが…【写真】

 ネビン監督は囲み取材で大谷について「昨日までの数日の会話で、今日の出場に自信を持っていた。今日来て、ウオームアップやケージで打ってみて、まだ100パーセントではないと感じたようだ。私のところにきて、(出場は)今日ではないと言った」と説明した。現時点で、負傷者リストに入れる予定はないという。

 患部の状態について、指揮官は「まだ痛みがあるが、悪化しているとは思わない」と語った。「今日は痛みなくできると考えていたようだが、痛みがあったようだ」とスタメンを外した理由を語った。

 大谷は4日のフリー打撃中に右脇腹を痛めた。5日にネビン監督は「右脇腹の軽い炎症」と発表。4日から7試合連続で欠場した。ネビン監督は10日に「明日(11日に)プレーするのが現実的だ」と話していた。