みずほ銀行 人材紹介の新会社設立へ 取り引き先の人手不足支援
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230912/k10014193241000.html


中小企業の間で人手不足が深刻になる中、大手銀行が、アプリなどを通じて人材をマッチングする企業と共同で新会社を設立し、取り引き先に、WEBデザインの作成など、必要なスキルを持つ人を紹介する事業を始めることになりました。

「みずほ銀行」と、人材マッチング会社の「ココナラ」は、12日に記者会見を開き、来年1月に共同で新会社を設立すると発表しました。

この人材マッチング会社は、アプリなどを通じ、WEBデザインや事業計画の作成など、さまざまなスキルを持つ個人と、こうした分野の人材を求める会社を結び付ける“スキルシェア”と呼ばれる事業を展開していて、新会社を通じ、銀行の取り引き先向けに、スキルシェアの利用を促す独自の優遇策を提供するほか、将来的には、銀行の行員やOBの紹介も検討します。

みずほ銀行によりますと、取り引き先の中小企業の間では、新規事業の立ち上げなど専門的な人材が必要となる際に、業務を一時的にサポートしてくれる人材を求める声が多いということで、今回の取り組みによって、取り引き先の支援を強化するとしています。

みずほ銀行リテール・事業法人部門の宇井昭如副部門長は「社会課題である人手不足の解決方法として、デジタルの力を使って取り引き先の新たな挑戦をサポートしたい」と述べました。